中間市でゴミ屋敷清掃（兄の怒り爆発編）

福岡県中間市でゴミ屋敷清掃（兄の怒り爆発編）

福岡県中間市でゴミ屋敷片付け・汚部屋清掃を行っている業者「アークサービス」です。

今回ご依頼いただいたのは、入居者本人様ではなく、そのお兄様からでした。どのような内容だったのかご確認ください。

「ゴミだらけの部屋でも回収してもらえるんですか？」

このような問い合わせを頂いたのは春もうららかな4月。しかし春の陽気とは逆に、相談者様の声は暗いものでした。

「実家がいわゆるゴミ屋敷になっておりまして、そこの片付けをお願いしたいので見積もりを出してもらえますか」

とのこと。場所は中間市。まずは部屋の状況の確認のため、相談者様の実家へと向かうことになりました。

ついた現場は団地の一部屋。ついた瞬間、ベランダに溢れかえっているゴミの山が見えました。「あそこか…」と思いつつ駐車場へ。

駐車場ではすでに依頼主である男性がお待ちでした。車からおりてくると、「今日はわざわざありがとうございます。けっこうひどいので、、まずは見てやってください」とのこと。

ここで車の後部座席に女性が座っているのがわかりました。「？」と思っていると、「お前も出てこんかー！！！」といきなり怒声が上がります。（ビクッとなったのは内緒です）

おずおずと40代後半と思われる女性が車から降りてきます。目は伏し目がちに所在なさげにされていました。

「実は実家にはこの妹が一人住んでいまして、母が亡くなってからはまったく掃除しなくなっていたんです」

「実家に帰ってくるたびに注意はしていましたが、どんどんひどくなってきてしまったというわけなんです」

ご相談者様はお兄様のようで、今回ご相談いただいた経緯を話してくださいました。この間、妹様は黙ったままです。さっそく3人で部屋を確認していきます。玄関には、、というより、部屋全体が服とコンビニゴミで埋め尽くされている状態です。

お兄様の希望は、「全撤去」です。あまりにも不衛生なので、一旦リセットして、必要なものだけを新たに買いたいとのことでした。お兄様は、妹様に「それでいいな」と厳しめに言われ、妹様もコクリとうなずかれていました。

総量としては2ｔ車2台分というところです。適切な料金を提示すると、「あ～、思っていたより安いです。助かります」と安心していただけ、その場でご契約となりました。作業はお兄様の時間がとれる6日後です。

ちなみにここまで妹様の声を聞いていません。やはり後ろめたさがあるのだと思います。

作業当日。今回の作業は単純です。見つかった貴重品は保管しますが、それ以外は処分。思い出の品らしきものもすべて捨てて良いとのことでしたので、お兄様と妹様には外で時間を潰してもらうことになりました。

ひたすら分別と搬出を繰り返します。

ただ、思い出の品も捨ててもいいと言われても、家族写真のアルバムがでてくると躊躇してしまいます。とりあえず保管しておき、あとで報告です。作業は順調に進み、5時間ほどで完了しました。

完了報告をすると、依頼主様お二人ですぐに駆けつけてくださいました。部屋を見るなり、「こんな事お願いすることに申し訳無さでいっぱいでしたが、きれいにしてくださりありがとうございました」と大変喜んでいただけました。

次の瞬間、、バチーンという大きな音が響き渡ります。お兄様が振り返りざま妹様にマジビンタ。私は硬直してしまいました。

「お前の尻拭いしてくれた人になんでお礼も言われんとかー！！」

妹様もあわてて「ありがとうございました」とお礼を言ってくださりましたが、あまりのことに「いえ、、いえ」という返事しかできませんでした。

「情けない、、本当に情けない、、」

「今後はこんな事にならないよう、私もしっかり見ていこうと思います。今日はありがとうございました」とお兄様。

作業完了後の爽快感がぶっとびましたが、喜んでいただけたのなら満足です。ドキドキしながら現場を後にしたのでした。

今回のご依頼のように、ご家族様からご相談があるケースも少なくありません。ご雑談いただければ、もっとも良いプランを提案させていただきます。ゴミ屋敷問題でお困りのときは、まずはご相談ください。

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