ゴミ部屋とカマドウマ:カマドウマの生態・対策・駆除
通称、便所コオロギという情けない名前をつけられている不快害虫です。ゴミ部屋ではたまに見かける程度で、倉庫や小屋などの屋外を片付けている最中も見かけます。
ここでは、不快害虫であるカマドウマの生態や駆除方法について解説していきます。
カマドウマの生態
バッタの仲間ですが、背中がエビのように曲がっており一目でカマドウマとわかります。また、成虫でも羽はなく飛ぶことはできません。代わりに、その発達した太い脚でジャンプし移動します。体長2〜3cmと大型の昆虫で、なぜか不愉快になる虫です。
雑食性で何でも食べます。昆虫の死骸、果物、穀物、野菜、ペットのえさ、さらに共食いまでする超悪食。
日本全国に分布し、狭く暗いところを好みます。夜行性。普段は自然の中に生息していますが、人間の生活圏で繁殖することもあります。
カマドウマの実害
病原菌の媒介はせず、人間を傷つけることもありませんので、完全な不快害虫です。ただ、その見た目から、危険はないとわかっていますが、見ると鳥肌が立ちます。
カマドウマ対策
ゴキブリと同じ侵入経路を塞ぐことが効果的です。ゴキブリ対策に詳細を解説しているので参考にしてください。
カマドウマのエサを絶つことも大切です。何でも食べるカマドウマは、人間の食べ物はもちろん食べます。特にキッチン周りの掃除は欠かせません。外にゴミを放置している場合は、しっかりと袋を閉めて早めに処分します。
また、ジメジメしたところを好むので空気の入れ替えをして部屋の湿度を下げることも効果的。
カマドウマの駆除
それでも遭遇してしまった場合は、ハエタタキなどで叩くのが効果的です。
スプレータイプの殺虫剤でも駆除することはできますが、これまで何度も対峙していますが、殺虫剤をかけて死ぬまでに時間を要することがわかりました。苦しみながらピョンピョンはねるので、不快害虫が苦手な方は悲鳴を上げるかもしれません。
叩いてサッとホウキで掃除するほうが不快感は少ないと思います。