生前整理はどのタイミングで行えばよいのか

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弊社アークサービスは、部屋片付けと遺品整理を専門で行っている業者です。片付けの業務の中で、生前整理の依頼をいただくことは多いです。

 

このとき、次のような質問を受けることがあります。それは、「皆さん(生前整理は)何歳くらいから始められますか?」という質問です。他の方がどのようにしているのか気になるようです。

 

生前整理は決まった時期というものが存在しません。そのため、「いつごろから始めればよいのか」わからない方が多いです。

 

そこで、ここでは生前整理を行うタイミングについて詳しく解説していきます。

 

生前整理を考えるタイミング

 

先述していますが、生前整理に決まったタイミングというものは存在しません。そのため、いつでも始めてよいです。

 

ただ、何か行動を起こすときには「きっかけ」が必要です。思い立ったときに生前整理を始めることができればよいですが、実際にはなかなか難しいです。

 

それでは、生前整理に適したきっかけはいつでしょうか。ここでは、一例を示します。

 

@定年退職したとき

 

A子供が独立したとき

 

B介護施設への入居が決まったとき

 

C体の不調を感じたとき

 

D子供から生前整理の提案を受けたとき

 

このようなタイミングが考えられます。@〜Cのタイミングは、自ら生前整理を考えるきっかけになり、行動を起こしやすいです。なぜなら、自分の意思で始めることができるからです。

 

しかし、Dの「子供から生前整理の提案を受けたとき」は少し話が変わります。弊社に生前整理のご相談をいただくことが多いのが、本人ではなく、その息子さまや娘さまからのご相談です。

 

このとき本人は、「娘(息子)から整理を促されることが恥かしい」、「心配されることが情けない」と感じる方が多いようです。そのため、頭から生前整理の提案を拒否してしまう方がいらっしゃいます。

 

しかし、そのように考えてはいけません。息子さまや娘さまが心配しているのは事実です。それでは、なぜ心配しているのでしょうか? それは、あなたを本当に大切に思っているからこそ心配しているのです。

 

息子さまや娘さまから弊社にご相談をいただく場合、「モノが多すぎて危険だから何とかしたい」、「快適な家で暮らしてもらいたい」と願っている方がほとんどです。

 

このことを理解してください。そして、子供から生前整理の提案を受けたときには、頭から拒否するのではなく、一度真剣に考える必要があります。

 

上記に示した一例は、生前整理を行うための良いきっかけになるはずです。

 

生前整理は定期的に行うものである

 

生前整理は一度行えば終わりというわけではありません。生前整理を行ったとしても、あなたの人生はまだまだ続くからです。

 

その生活の中で、今後モノが増えていくことは十分に考えられます。また、整理を行ったことで部屋が広く使えるようになりますが、その広くなった部屋に甘えて新しい家具を購入してしまう人がいます。

 

生前整理を終えたあとに重要なことは、整理された状態を維持することです。たとえしっかりと生前整理を行ってきれいになっても、そこからさらにモノが増えてしまっては意味がないからです。

 

したがって、「一年に一度は整理する」ように心がけましょう。定期的な整理を行い、きれいな状態を保つようにしてください。

 

定期的な整理は面倒に感じるかもしれませんが、一度しっかりと生前整理を行っておけば、その後の整理は格段に楽です。例えば、年末の大掃除のときに、増えてしまったものだけを整理すると良いです。そうすることで、必要以上のモノが増えないようにしていきましょう。

 

ここでは、皆さんが疑問に感じている、生前整理を始めるタイミングについて解説してきました。

 

生前整理はいつ始めてもかまいません。しかし、きっかけがないとなかなか動けないものです。そこで、自分のライフスタイルにあったきっかけを見つけ、生前整理を始めることをお勧めします。

 

また、生前整理は一度で終えるものではありません。整理後に増えたものは、一年に一度でかまわないので再度見直すことが大切です。このように常に意識することで、悔いの残らない生前整理を行うことができます。

 

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