人生を振り返り、家族と思い出を共有する生前整理

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生前整理を考える方は、真剣に自分の死と向き合い行動できる方が多いです。これはとても素晴らしいことですが、自分の死を考えたとき、楽しい気持ちになる人はいません。

 

そのため、生前整理を「死に支度」と捉えてしまい、「縁起の悪いもの」と決め付けている方も中にはいらっしゃいます。ただ、このように考えていては、たとえ自ら生前整理を行ったとしても辛いものになってしまいます。

 

どうせやるのであれば、楽しみながらやったほうが間違いなく良いです。そこで、ここでは生前整理を楽しみながら行うためのコツを紹介していきます。

 

自分の人生を振り返る

 

生前整理を実際に始めてみると、忘れてしまっていた懐かしいモノたちを発見することがあります。この懐かしいモノを通じて、自分の人生を振り返ってみると面白いです。例えば、次のようなことです。

 

・今は使っていない家具や服を通じて、購入したきっかけを思い出してみる

 

・大切に保管していた賞状やトロフィーを通じて、過去に熱中した出来事などを思い返してみる

 

・手紙や本を通じて、自分に影響を与えてくれた人たちとのエピソードを思い返してみる

 

今現在、手元にあるさまざまなモノたちは、なんの意味もなく保管されているわけではありません。些細なことかもしれませんが、その一つひとつに思い出があるはずです。

 

その思い出の品と共に、これまでの自分の人生を振り返ってみてください。生前整理がとても楽しく感じられるはずです。

 

最近では、自分の人生を振り返ってみるための「自分史」を作る本が出版されています。生前整理をきっかけに、自分史を作成しても面白いですね。

 

思い出を家族と共有する

 

生前整理は一人で行ってももちろん良いですが、家族を巻き込んで行うととても良いです。整理や片付けは、一人で黙々と行うとなかなか続けることができません。

 

このとき家族や友人と整理をすることで、思い出の品を通じて楽しく会話をすることができます。思い出の品にまつわるエピソードを交えながら生前整理を行ってみることをおすすめします。

 

また、弊社のお客様で、「生前整理はあまり乗り気ではなかったけど、久しぶりに娘とたくさん話すことができて楽しかった」と話してくださった方がいらっしゃいました。

 

近年では核家族化が進んでおり、親子別々に暮らすことは珍しくありません。そのため、会話をする機会が極端に減っている家庭は多いです。

 

しかし、生前整理を通じて親子間で「対話する」ことができます。そして、これを「楽しい」と感じる方も多いです。

 

生前整理を考えたときは、息子さまや娘さまを巻き込んで、家族全員で行ってみてはいかがでしょうか。一言、「手伝ってほしい」と伝えることができれば、生前整理はきっと楽しいものへと変わるはずです。

 

生前整理をしたあとの人生を想像する

 

生前整理を「死に支度」と勘違いする方はいますが、「残りの人生を楽しむために生前整理を行う」と考えると前向きに行動することができます。

 

生前整理を行い身軽になったあとは、第二の人生を楽しむことが大切です。新たな生きがいを見つけても良いです。また、新しいことにチャレンジすることも可能です。生前整理をしっかりと行っておけば、心置きなく自分の人生を楽しむことができます。

 

また、楽しむだけではなく、心のわだかまりを取り除くこともできます。本人の努力も必要になりますが、悔いが残っていることを清算する良いきっかけになります。例えば次のようなことです。

 

・死ぬまでに一度は行ってみたかった場所に行く

 

・恩師にもう一度会いたい

 

・どうしても謝っておきたい人に会いに行く

 

・子育てに追われ我慢していた趣味にもう一度チャレンジする

 

このように、行動することで叶えられる夢であれば、生前整理をきっかけにして夢を叶えることもできます。このように考え生前整理を行うと、あまり乗り気ではない生前整理も楽しいものへと変化していきます。

 

ここでは、生前整理を楽しむためには、どのようなことを心がけていけばよいのかを解説してきました。生前整理は、どちらかといえば楽しいイメージはありません。

 

しかし、どうせ行うのであれば楽しみながら行いましょう。そのためには、モノを通じて自分の人生を振り返ったり、家族と一緒に生前整理を行うことで思い出を共有したりすることが大切です。

 

生前整理は、「これからの人生をよりよくするために行うもの」です。このことをしっかりと認識した上で、楽しみながら生前整理を始めてください。

 

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