実家を空き家にするとなぜ犯罪が増えるのか:割れ窓理論

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遺品整理のご相談をいただくとき、次のようなお話を聞くことは多いです。

 

「実は実家を放置しており空き家にしているのですが、遺品の片付けができていないのでお願いしたいです」

 

このような内容です。ご自身は新しい家を建てられており、実家を相続したものの使っていないというものでした。このような方は多く、中には20年以上放置している実家があると話してくださったお客様もいらっしゃいました。

 

しかし、長年空き家にしていると犯罪の温床になることがあります。ここでは、実家を空き家にしたことによってなぜ犯罪の温床になるのかについて話していきます。

 

小さな出来事が大きな犯罪を呼ぶ

 

家屋のガラス一枚が何かの拍子で割れていたとします。このとき、その家に住人が住んでいれば割れた窓を穴を防いだりガラスを交換したりします。

 

しかし、これが空き家である場合は管理するものがいないため、その穴はそのまま放置されることになります。長期間穴が放置されていると、その家には管理するものがいないことを外部に知らせる原因となります。

 

誰も住んでいないことがわかると、放火が起こったり不法侵入が起こったりする可能性が出てくるのです。

 

このように、空き家を放置していると、はじめは一枚のガラスが割れていただけにもかかわらず、最終的には大きな犯罪に結びつく可能性があるのです。これを「割れ窓理論」と呼びます。

 

この割れ窓理論は空き家だけではなく、日常生活のいたるところで見ることができます。

 

例えば、放置自転車です。目が届きにくい場所に放置されている自転車があると、いつの間にか放置自転車が増えています。これは、「ここに捨てても誰もないにも言わないのかな」という心理が働き、要らない自転車をつい放置してしまうのです。

 

また、不法投棄にも同じことがいえます。一度でも不法投棄を許してしまうと、「みんな捨てているのだから一つくらいかまわない」と考える人間が多くなりさらに不法投棄されやすくなるのです。

 

この割れ窓理論を理解し、長年管理されずに放置している実家があるのであれば、早いうちに対処しなければ自分はもちろん、近隣住民に迷惑をかけてしまう可能性があるのです。

 

犯罪の温床にしないためには

 

長年放置している空き家は犯罪の温床になることがわかりました。それでは、放火や不法投棄などで近隣に迷惑をかけないようにするには、どのように対処していけばよいでしょうか。

 

いつか実家に再び戻る可能性があるのであれば、定期的なメンテナンスをすることが重要です。

 

最低でも3ヶ月に一度は実家を訪れ、室内の換気や雑草の手入れを行います。特に外回りは重要です。なぜなら、犯罪は外部の人間が起こす可能性が高いからです。

 

定期的なメンテナンスを行い、管理しているものがいることをアピールすることで犯罪の抑止につながります。遠方に住んでいたり、肉体的に無理な場合は定期メンテナンスを行っているプロに頼むこともできます。

 

一方、今後も実家を利用することがないのであれば、早いうちに売却するなり貸し出すなりの対応をしなければいけません。

 

上記のように犯罪の温床になることを防ぐ意味もありますが、長年放置することで資産価値が下がるのを防ぐためです。家は放置することで加速度的に老朽化します。そのため、いかに早く決断し行動に移せるかが重要になってきます。

 

実家を放置し空き家にしている人は多いです。ここまで述べてきたように、空き家を放置することで犯罪の温床になる可能性があります。

 

そのまま残すにしても、人の手に渡すにしても、できるだけ早く決断し行動することで防ぐことができます。

 

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