無駄な買い物をなくすために必要なストックしない習慣

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片付けられない人を数多く見ているとある共通点が見えてきます。それは、異常なストックの量です。一例として、次のようなストックをこれまでに見てきました。

 

・BOXティッシュ30ケース
・各種洗剤が10個以上
・詰め替え用のシャンプーリンス6個
・ストッキング100足
・トイレットペーパー(12ロール)30個
・水20ケース
・お気に入りのお酒30ケース
・レギュラーコーヒー10袋
・紙コップ1000個
・カップラーメン50個
・缶詰30個
・使い切れないコンタクトレンズ
・さけるチーズ30個
・賞味期限が切れた食品多数
・冷凍庫はパンパンで何が入っているのかわからない

 

もちろん災害に備えてストックしているわけではなく、つい買ってしまうそうです。大げさに聞こえるかもしれませんが、全て事実です。中にはストック専用の部屋を確保している方もいらっしゃいました。

 

いざという時、ないよりあったほうがもちろんいいです。しかし、度が過ぎるとモノが多くなりすぎて今度はどれだけ持っているのか把握できなくなります。

 

必要な量を把握できないため、使い切れないストックの山が形成され、片付けたくても片付かない部屋が出来上がってしまいます。

 

ストックは癖になる

ストックというのは癖になります。十分な量が揃っているにもかかわらず、少しでも減るとまた買ってしまう方が多いです。ストックをストックしてしまうという悪循環に陥ってしまいます。

 

「よく買い忘れるのでストックしています」という方もいますが、ストックが癖になっているから忘れてしまうということを理解しなければなりません。

 

これはどういった意味かというと、ストックしているから大丈夫だろうと油断し、いつの間にかなくなっていた経験からもっとストックしておかなければならないと勘違いする人が多いのです。

 

これは一つの習慣です。脳は行動の良し悪しを区別することができません。よい行動も悪い行動も、継続させると習慣になってしまいます。買いすぎる習慣、ストックしすぎる習慣はお金も部屋のスペースも奪っていきます。

 

ストック癖は悪い習慣と認識し、改めることが大切です。

 

ストックしない習慣

悪い習慣をやめるには訓練が必要です。訓練は苦痛を伴いますが、トライ&エラーを繰り返し訓練するしかありません。それでは、ストックしすぎる悪い習慣をやめるにはどうすればよいのでしょう。

 

まずは、ストックは1個までというルールを作り、それ以外は捨てます。すぐに使うものであれば2個でもいいですが、それ以外のものはまだ使えるものでも捨ててください。

 

つまり、「いったんリセットする」のです。

 

まだ使えるものを捨てるのはかなり苦痛です。しかし、この苦痛は勉強代と思ってください。このもったいない苦痛を経験することで、二度と同じ過ちを繰り返さないという意識が芽生えます。これはなかなか難しいですが、苦痛であればあるほど深く心に刻まれます。

 

この深く刻まれた苦痛は、買い物をするときに強力なブレーキをかけてくれます。人は手放すことを本能的に拒絶するので、以前使えるものを手放してしまった辛い経験が強力なブレーキになるのです。

 

荒療治ですが、これはとても効果が高いです。

 

これには根拠があり、これまで部屋を整理するために「いったんリセットしましょう」とアドバイスした方は、100%ではありませんがその後「ストックしないようになった」とよろこんでいただけているからです。

 

「消費期限が気になるようになった」「またムダにするのが怖くなった」とおっしゃっていただけた方もいらっしゃいます。

 

このように心のブレーキがかかるようになると、今度は今必要な分のみ買うという行動がとれるようになります。この行動を繰り返すことにより、ストックしない習慣が身につくようになります。ストックが適正になれば、その分収納スペースを広く使うことができます。

 

また、常に在庫を確認する習慣も同時に身につきます。ストックが十分すぎるほどあると「まだ大丈夫だろう」と確認すらしません。長期間確認しないので今どのくらいストックがあるのか把握できません。

 

そのため、買い物にいった際次のようになります。「そういえば最近買ってなかったから少なくなってるかもしれないな。よし、買っておこう」となります。しかし、帰って確認してみるとストックが山のようにあるのです。

 

確認する習慣がつくとこのようなことは起こりません。常に適正な量を保つことができるようになります。今の世の中便利です。コンビニはもちろん24時間営業のスーパーだってあります。困ったときはいつでも対応できます。コンビニやスーパーはあなたの収納スペースと思って有効に活用しましょう。

 

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