部屋を片付ける際に出る大量の本、古紙、ダンボールの処分方法

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紙類はどの現場の片付けを行っても必ず出てくるゴミです。少量であればそのまま燃えるゴミとして出すのが簡単です。しかし大量の紙ゴミとなってくるとその重量は桁違いに重くなってきます。

 

そのため、長年溜め込んでしまった大量の雑誌やダンボールを処分しようとして、あまりの重量に挫折してしまう方もいらっしゃいます。ここでは、大量になるととても厄介な紙類のゴミの処分方法について解説していきます。

 

新聞・ダンボール・雑誌などの古紙

 

古紙とは、中古の紙の事を指します。つまり、一度でも使った本やダンボールは全て古紙に分類されます。

 

古紙は必ずリサイクルを心がけると良いです。古紙の処分は大量になることが多く、処分料金が思った以上に高額になる可能性があります。しかし、リサイクルに出してしまえば無料です。

 

現在では自治体の古紙回収が盛んに行われています。地域やマンションの掲示板に回収日と回収場所が告知してあります。気をつけてみてみてください。

 

古紙をリサイクルするときの注意点

 

まずは不純物を取り除きます。粘着テープ・ホチキス・ビニール・プラスチックなど紙でないものを取り外します。次に雑誌は雑誌、新聞は新聞と種類と大きさをあわせます。

 

このとき、大きさをあわせないと紐で縛るときとても不安定で緩みやすいです。最後に紙紐で縛ります。縛り方がゆるいと運搬中にバラバラになり悲惨です。

 

回収できない古紙

 

古紙はリサイクルすることが大切ですが、中にはリサイクルが不可能な古紙も存在します。一例として、次に挙げられるものは回収してもらえないことが多いです。

 

・粘着物の付いた封筒やはがき
・紙コップ、紙皿などの防水紙
・金属が箔押しされた紙
・原料がプラスチックの合成紙(選挙ポスターなど)
・感熱紙(ファックス用紙、レシートなど)
・印画紙の写真、インクジェット写真プリント用紙
・複写伝票などのカーボン紙
・石けんの個別包装紙などの臭いのついた紙
・油紙

 

要するに、「純粋な紙以外のものは回収できません」ということです。

 

その他、回収日を待つのが無理なようであれば、自分でもっていくこともできます。(地域名 古紙回収)で検索すると無料引取りをしている業者がヒットします。

 

近くにある場合は、車に積んで直接持っていくことができます。時間外でも受け付けてくれる業者もあるので調べてみてください。時間外の場合は外に設置している回収BOXに入れるといいようです。

 

書籍・図鑑・漫画・絵本・写真集など

 

書籍・図鑑・漫画は処分せず、状態がいいのであれば必ず売却しましょう。便利屋を利用される方は、「めんどくさいから全部持っていって」という方が多いです。

 

便利屋や不要品回収業者でも買取しているところがありますが、単価はとても低く、二束三文にしかなりません。また、中には貴重な本も出てきますが、価値を知らない業者がほとんどなので、しっかりと査定してくれる専門の業者をお勧めします。

 

「破れている」、「日焼けがひどい」、「汚れている」、「カビが生えている」、「表紙がない」など状態が悪いものは買い取り対象ではないところが多いです。ただ、判断に迷う程度の汚れであれば一度査定してもらいましょう。

 

出張買取に対応しているお店であれば、ダンボールに詰めて電話するだけで売却ができますので、捨てるよりもはるかに手間がかからずお勧めです。また、多少手間がかかってもできるだけ高く買い取ってもらいたい場合はネットショップを利用する方法もあります。

 

書籍

 

小説や文庫本などは幅広く買取しています。雑誌やコンビニのコミックまで買取してくれるところもあるので、査定してもらいましょう。処分するとお金がかかる上、運搬に多大な労力を必要とします。

 

図鑑

 

意外な値段で売ることができるのが、図鑑です。図鑑と聞くと子供向けの図鑑を思い出しそうですが、中にはかなりマニアックな図鑑もあり高値で取引されています。

 

これまでの経験の中で、「これは珍しい」と思った図鑑は次のものです。「ワイン図鑑」、「チーズ図鑑」、「昭和図鑑」、「制服図鑑」、「砂図鑑」など、珍しい図鑑をお持ちの方もいます。日焼けや汚れが少ないようであれば査定してもらいましょう。

 

漫画

 

片付けに行くと必ずある漫画ですが、その量は膨大な量になります。中には抜けた巻もありますが、ほとんど全巻そろえている方が多いようです。

 

特に状態のいい全巻セットは古い漫画でも十分お金にかえることができます。面倒くさがらず是非売却してください。マイナーな漫画でも査定してもらう価値は十分あります。意外といい値段がつく場合もあるので調べてもらいましょう。

 

書籍を寄付する

 

書籍は様々なボランティア団体に寄付することもできます。ボランティア団体では、寄付された本などを売却し、その収益金を被災地や海外の子供達のために役立ててくれます。こちらは送料無料、もしくは無料回収してくれるところもあるので問い合わせてください。


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