【糸島市で遺品整理】あまりに大量の遺品に挫折した事例
弊社アークサービスは、不用品回収から遺品整理まで部屋の片づけに関する業務を専門で行っている業者です。今回は糸島市にお住まいの40代男性、G・Hさまより遺品整理のご依頼をいただいたときの事例の紹介です。
2015年ころから遺品整理のご依頼がとても多くなってきました。ご依頼いただくときに一番多い理由として、「私たちだけでは無理」「時間がない」といったことがあげられます。今回の事例も例外ではありませんでした。
遺品整理はどなたであってもいつかは経験することです。これから遺品整理を行う方は、他の方がどのようなところで躓いているのかを知ることで、遺品整理をスムーズに進めることができるようになります。
ご相談内容
G・Hさまからお電話いただいたときは、「遺品の整理をしているのですが、お見積もりだけお願いしてもいいですか?」といったご相談でした。
弊社では必ず現場に出向いてのお見積もりを行います。遺品整理やゴミ部屋清掃は現場を見ないと正確なお見積もりができないからです。
もちろんお見積もりのみにも対応しており、弊社のサービス内容や料金にご納得いただけない場合はお断りしていただいてもかまいません。
このときも正確なご住所をお聞きし、2日後にお伺いすることになりました。
お見積もり
向かった先は糸島市のマンションです。築年数はそこそこの少々古いタイプのマンションでした。
インターフォンを押すと、中から40代の男性が出てこられました。G・Hさまです。
「今日はわざわざすみません。どうぞ入ってください」
部屋を確認すると、間取りは4DKと一昔前の間取りのお宅でした。そして、ダンボールやビニール袋などが大量においており、どうやら遺品整理をご自身で行われていた形跡があります。
「母が少し前に亡くなって今は誰も住んでいません」
「見ていただくとわかりますが、部屋の片付けというか遺品整理を自分たちで行っていました」
「ただ、やればやるほど物が出てきてしまい、自分たちで整理するのは難しいと判断したのです」
「それに物が多いだけではなく、大きな家具もたくさんあるので人手が足りないのです」
「賃貸なので早めに退去しないと家賃がかさむばかりです」
「最初はできると思ったんですけどね〜」
「男手は私しかおらず、妹もいるのですが今は関西の方に住んでいて手伝ってもらうことがきません」
「ですので、週末などの空いた時間に少しづつ整理していたのですが・・・、はっきりいってもう嫌になってしまいました(笑)」
「妻もかなり不満が溜まっていて早いところ終わらせたいというのが正直なところです」
このようなお話でした。このとき、1枚だけ写真撮影の許可をいただきました。以下の写真が実際のG・Hさま宅の一室です。
ちなみにこの部屋は、G・Hさまが当時使われていた部屋で、いわゆる子供部屋になります。
実際のところ同じような方は多く、途中で挫折して弊社にご相談をいただきます。
どうしても業者を利用するとお金がかかります。これを節約しようと頑張ってみるのですが、遺品整理を始めてみるとその大変さに挫折してしまうのです。
G・Hさまは「妻と相談して『業者を使おう』ということになった次第です」とのことでした。
ここですべての部屋を確認し終え、適切な料金を提示。
遺品の量が非常に多かったため少々予算オーバーだったようです。しかし、迷われた末その場で正式にご契約いただくことができました。
「私も立ち会いますのでよろしくお願いします」とG・Hさま。
作業日は来週末の朝から開始することに決定し、後日あらためて伺うことになりました。
作業内容
G・Hさまのお宅は中に入るとまずキッチンがある間取りでした。そこで玄関周りとキッチンの片付けから開始します。
キッチンからはさまざまな料理に関する本や道具が出てきました。
G・Hさまのお話では、料理が趣味で世界中の調味料や食材を通販で買うのが好きだったとのこと。
たしかに見たことのない調味料が棚に保管されています。書いてある説明を見てもどこの国の言葉わかりません。
その他にも、どんなときに使うのかわからない調理器具や、なんと表現してよいのかわからない形状(波型?)のナイフなど、見ているだけで楽しい道具たちで溢れかえっていました。
ただ、これらのものはG・Hさまには不要とのことで、使えそうなもの数点を残しすべて処分することになりました。
続いて奥の部屋に取り掛かります。
まずはG・Hさまが大学卒業まで暮らしていたという元自室の片付けです。
当時使っていらっしゃった勉強机や鉛筆削り。それから小学校時代からの教科書などがそのまま保管されていました。
「なんとなくとっておいたんですけどね〜。これを機に全て持っていってください」とG・Hさま。
その他にも家具、服、楽器、パソコン、自転車の部品、ヘルメットなど、何一つ残さず処分するとのことでした。
次に妹様の部屋を片付けます。妹様には事前に「すべて処分して良い」との許可をいただいていたらしく、「ここはおまかせしますので全て持っていってください」とのことでした。
残るはお母様の寝室と物置代わりに使っていたという部屋の片付けです。
物置の部屋にはタンスが4棹あり、すべて引き出しを開け一点一点確認しながら要不要を見極めていきます。
となりでG・Hさまが「こんなのもあったな〜」などと目を細めていらっしゃいます。
「実家でもあらためて整理してみると色んな発見があって楽しいですね」
「自分でやっていたらそんな余裕はないのでしょうけど(笑)」
G・Hさまも楽しそうに作業に参加してくださいます。遺品整理をこのように楽しんで行うことはとても大切なことだと考えています。
ここでも残すものはほとんどありませんでした。大型のタンスもすべて処分しすっからかんです。
現場の階段がとても狭く搬出が困難だったため、タンスは解体して運び出します。手間はかかりますが安全を考えると解体したほうが良いからです。
これらのものをG・Hさまと奥様で運び出すことは不可能に近いです。やはりこのような場合は描写を利用したほうが賢いといえます。
最後はお母様の寝室です。
お母様の寝室はとても整理されており、非常に作業がしやすい部屋でした。
お母様の服や小物はすべて処分です。少々悲しいものがありますが、G・Hさまや奥様が使うことがない以上、保管しておくものでもありません。
思い出の品として、家族が写っている写真立ては「残しておく」とのことでした。
すべての不要な遺品を運び出し、最後に部屋全体のクリーニングを行います。もともときれいに使われていたため、簡単な掃除でピカピカです。
作業終了後、G・Hさまから次のような言葉をいただきました。
「これで気になることが片付いて気持ちが楽になりました」
「本当に助かりました。ありがとうございます」
最後に弊社からもお礼の言葉を述べ、今回の作業はすべて終了です。
弊社の遺品整理は、依頼主様にご満足いただけるよう遺品を一点一点確認しながら丁寧に行います。
お見積もり、ご相談だけでもよろこんで対応させていただきます。遺品整理でお困りのときは、弊社アークサービスまでご相談ください。
→ 【画像あり】実際にあった驚きの事例を見てみる 福岡の事例パート1 福岡の事例パート2
→ トップページへ