福岡県春日市でゴミ屋敷のお片付け(離婚編)
春日市でゴミ屋敷片付け・汚部屋清掃を行っている業者「アークサービス」です。数々の依頼を受けていると、ゴミ屋敷や汚部屋になった経緯を依頼主さまからお聞きすることができます。
もともと整理や片付けができる人でも、あるきっかけによってできなくなってしまった、というお話はよく聞きます。よくある実例が、「ストレス」「うつ病」「環境の変化」です。
今回ご紹介する事例は、離婚によるストレスがきっかけにゴミ屋敷化してしまった、春日市にお住まいの40代女性からご依頼いただいたときの事例です。
ご相談内容
弊社に一本の電話が入りました。電話に出ると女性の声で「ゴミ屋敷の片付けをお願いしたいのですが」と、ゴミ部屋清掃のご依頼のお電話でした。
ゴミの堆積量や間取りを伺い、「一度見に行くことは可能か」を尋ねると「お願いします。名前はM・Uです」とのこと。
詳しい状況を確認するため、後日春日市にあるご自宅に伺うことになりました。
お見積もり
現場は古いマンションで、間取りは3DK。エレベーターはあるものの、これまで見てきた中でもっとも狭く、「これは搬出が難しいな」と思いながらM・Uさまの部屋のインターフォンを鳴らしました。
出てこられたのは40代前半の女性。「本当に汚いです! 土足で上がってください」とM・Uさま。ハキハキした方で声だけ聞くと元気に聞こえます。しかし、その表情は非常に疲れていらっしゃいました。
無理やり元気を絞り出している、という表現が適切でしょうか。これがM・Uさまに対する私の印象でした。
部屋を確認するまでもなく、玄関からゴミが堆積しています。生活ゴミが中心で、弁当の容器、ペットボトル(飲み残し大量)、タバコの吸いがら、ショップの袋m通販のダンボール。これらのゴミのなかに大量の服や下着が混在しています。
また、ゴミの圧縮度もそれなりで、長年この部屋に暮らしておられたことが推測できました。踏みつけられ圧縮されたゴミは重たく、分別が非常にしにくいのが特徴です。
このときの様子を以下でご確認ください。
床は一切見えません。高いところでは人間の胸辺りまでゴミが堆積しています。部屋の確認をしていると、作業内容のご希望の他に、このようなゴミ屋敷へと変貌してしまった経緯について話してくださいました。
「ひどいですよね。まさか私がこんなふうになるなんて思ってもいませんでした」
「自分で言うのも変ですが、テレビに出てくるようなゴミ屋敷ですよね」
「4年前に離婚したのですが、それから一切掃除はしていません」
「何もする気がおきず、コンビニにいくとき以外はずっと引きこもっていました」
「わたし太っているでしょう? この4年でこんなになっちゃいました」
「やっと最近このままじゃいけないと思い、そちら(弊社)にご相談したのです」
M・Uさまは離婚がきっかけで片付けができなくなってしまった方でした。現在でも仕事はしていないとのことで、貯金を切り崩して生活している、とも話してくださいました。
そして、離婚の辛さをやっと乗り越え、前に進む決意をされてのご依頼だったのです。
このような人生の節目となる決断に、弊社にご相談いただけたことに感謝しながら、適切なお見積もりを提示させていただきました。
するとM・Uさまは「大丈夫です。それでお願いします」と二つ返事でご契約していただけました。
作業内容についてのM・Uさまのご希望は、
・立ち会いはしない
・きれいな服と使える家具家電以外はすべて処分
・その判断は弊社にお任せいただける
でした。すべての判断を弊社にお任せいただける以上、その責任は重いです。弊社でどうしても判断がつかないものについてはその都度判断を仰ぐ、という条件で作業をすすめることになりました。
作業内容
作業当日にM・Uさまからカギをお預かりし、さっそく作業を開始します。
要不要の仕分けは品物を一点一点確認しながら行わなければいけません。しかし、以下の写真のようにゴミの中に服や布団が混在しているため、この確認作業には相応の時間がかかります。
実際に作業を進めていくと、服が大量に出てきます。しかし、そのほとんどはひどく汚れていました。洗濯で洗浄可能と思われる服のみを残し、不可能と判断されるものについては容赦なく処分していきます。
ゴミに埋もれたベッドを発掘できました。しかし、ベッドマットは汚れがひどいため処分。テレビもブラウン管で現在使用できないため処分です。
また、生活ゴミの中にペットボトルも大量に出てきます。さらに飲み残しも数多くあったため、中身を捨てながらの作業で非常に時間がかかりました。
このような仕事をしていると、意図していなくても依頼主様の個人情報が目についてしまうものです。このときも、ある品物が目についてしまいました。それは「写真」です。
寝室と思われる部屋にテレビ台がありました。そのテレビ台の上に、おそらく離婚した元旦那さまとM・Uさまが一緒に写っている写真が20枚ほどあったのです。
どれも幸せそうなお写真でした。
ただ、その写真はアルバムに入れられることなく、無造作に台の上においてありました。離婚されているとはいえ、残してある写真を処分することはできませんでした。そこでM・Uさまに判断を仰ぐため連絡します。
「男性と写っているお写真が出てきたのですが、どうしましょうか?」と尋ねてみます。すると、
「あー、旦那との写真ですよね。しばらく引きずっていたので置きっぱなしにしていましたね。お恥ずかしい・・・」
「ん〜、、、ん〜、、はい、処分してください。いつまでも引きずっていられませんので・・・」
「すみませんわざわざ」
やはり元旦那様とのお写真でした。しかし、M・Uさまは処分を決意されました。少々心苦しいものがありましたが、捨てる覚悟をされた以上処分するしかありません。
また、この現場では小銭などの現金がたくさん出てきました。ゴミ屋敷状態の部屋を片付けていると、底の方にお金が落ちていることはよくあります。ときにはお札が出てくることもあり、これらの貴重品はひとまとめにしてのちほど報告です。
仕分け、分別に時間がかかること、不用品搬出後のクリーニング、またエレベーターが狭いこともあり作業は2日間かかりました。
結局残すことになったのは、タンス1棹、テレビ台、机、ベッド、服のみです。最後にM・Uさまに報告する際、このことを電話でお伝えし、「布団だけは先に購入されてください」と付け加えます。
30分ほどでM・Uさまが戻ってこられました。
部屋は見違えるほどきれいになっています。というよりも、ほとんど何もない状態です。
あまりの変貌ぶりに、さすがに驚かれたようで「うわー、本当になにもないですね〜」「確かに布団必要ですね。支払いした後買いに行きます」と楽しそうに笑ってあります。
「今回は本当にありがとうございました」
「やっとまともに生活できそうです」
「早く仕事見つけなくちゃ」
冗談交じりでそういうM・Uさまの表情はとても明るかったです。離婚後の喪失感、ゴミに囲まれた生活、M・Uさまのこれまでの本当の辛さは私にはわかりません。しかし、今現在笑顔で喜んでいただけるだけで弊社としてもうれしい限りです。
最後までハキハキされているM・Uさまに見送られ、今回の作業はすべて終了しました。
最後に「良いお仕事見つかるといいですね」と私。
「ですね〜。自信ないけど」と笑っておられたM・Uさまが印象的な現場でした。
何がきっかけでゴミ部屋になるかわかりませんし、誰でもなる可能性があるということはこれまでの経験で痛感しています。
もし、今現在ゴミ屋敷状態でお悩みの方は、一度弊社までご相談ください。ご相談だけでもかまいません。
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