福岡県大野城市でゴミ屋敷のお片付け(心優しいお医者さま編)

福岡でゴミ屋敷片付け・汚部屋清掃を行っているアークサービスです。

 

今回は長年、医師として活躍されてきた方からご相談をいただいたときの事例紹介です。

 

社会的地位のある方でも、そうでない方も、お金持ちの方も、庶民の方も、皆さん悩むことは同じなんだなぁ、っと改めて思った現場でした。どのような内容だったのかご覧ください。

 

(お写真の掲載を許可してくださりありがとうございます)

 

ご相談内容

「部屋の片付けを依頼したいのですが、よろしいでしょうか?」

 

そうご相談を受けたのは、60代の男性から。落ち着いた喋り方で、とても紳士的な方でした。もちろん大丈夫なことをお伝えすると、

 

「この度仕事を定年してゆっくりしようと思っているのですが、前に住んでいた部屋のことが気になっていて、定年を機に終わらせてしまおうと思います」

 

「かなり荒れていますが、まずは見積もりをお願いしたいです」

 

どうやらゴミ屋敷状態の部屋を放置して別のところに住んでいるご様子。このような方は特段珍しいわけでもありません。お見積りをご希望ですので、都合のよい日時を指定していただき、伺うことになりました。

 

お見積り

ついたのは築20年ほどのファミリータイプの分譲マンションです。管理が行き届いておりとても好感の持てる物件でした。立地も最高です。「高いんだろうなぁ〜」と羨望の眼差しで見ていると、依頼主様が到着。

 

ご挨拶と世間話をしながら部屋の前までくると、鍵を開けながら「けっこうぐちゃぐちゃです」と申し訳無さそうな依頼主様。「こんな感じです」と入った部屋は以下のような状態でした。

 

物置代わりの部屋にはレトロなPC、チャンネルをガチャガチャ回すタイプのテレビ、昭和の超重い電子レンジ、大量の本などが置かれています。

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こちらも物置代わりの部屋です。ちょっとわかりにくいですが、ここはさらに大量の本が床が見えないくらい積み重ねられていました。

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洗面所とお風呂です。

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廊下にも洗剤が放置されています。

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キッチンには見たことがない量のパック紅茶とスティックシュガーが山盛りでした。

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こちらはリビング。コンビニ弁当のカス、ペットボトルに加え、過去10年分の新聞の山。家具家電がゴミの下に埋もれています。

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寝室にされていた和室です。白い壁のようになっているのはすべてティッシュ。慢性鼻炎を患っていらっしゃるそうで、このような状態になっていました。

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この写真はリビングの奥側。どこも太ももから腰辺りまでゴミが堆積しています。

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一番奥の部屋は書斎になっていました。ここはゴミと言うより、書類や本、服が多い部屋でした。

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最後の写真はリビング奥からキッチン側に向かって撮った写真です。

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ゴミの内容を見る限り、どうやら長年一人暮らしをされていたご様子です。さらに趣味の品なども見当たらないことから、本当に寝るためだけ部屋といった感じがします。

 

忙しい方には多い部屋です。

 

ここで予想される日数、人員、処分料などから料金を算出します。すると、

 

「はい、それで行きましょう」

 

と即決していただけました。量が量ですので決して安い料金とは言えない金額でしたが、弊社を信頼していただけたようです。

 

今回の現場では駐車場が近隣になかったため、住人の方に駐車場を貸していただくよう手配していただきました。(その節はご協力ありがとうございました。本当に助かりました)

 

さて、あとは弊社が頑張る番です。

 

作業内容

いつものことですが、今回の現場もまったく仕分けがされていませんので、一から仕分けをするため時間がかかります。また、過去ベスト3に入るほど本が多いため、重量は相当なものでした。

 

その全てが医療書です。依頼主様はお医者様のようです。

 

お医者様の中には患者に一生懸命すぎて、自分のことは二の次になる方も多いです。実際に男性女性関わらず、何件も医師の方の部屋を片付けてきましたので間違いありません。(お話を聞く機会がありましたがやはり激務だそうです)

 

片付けていると患者さんからの感謝の手紙なども出てきます。それを丁寧に箱詰めされていました。

 

依頼主様の物腰の柔らかさもそうですが、このように手紙を保管されているあたり、「とても優しいお医者様だったんだろうな」と感じざるを得ませんでした。

 

話を戻して、実際の作業の様子をご覧ください。

 

下の写真はティッシュの壁ができていた寝室を片付けている様子ですが、ここ風化したティッシュが塵となりとんでもない量のホコリが舞っていました。5分も作業をすれば肩に白い粉が降り積もります。くしゃみが止まりませんでした。

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寝室のゴミを取り除いたところです。不要な家具もすべて解体し、積み込みやすくしておきます。

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リビングの山を崩した直後の様子です。ペットボトルの大半は飲み残しがありましたので、後ほど下水に流します。

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新聞、本をリビングにまとめたところ。これでも全体の1/3程度。

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書斎の紙ゴミをまとめます。

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丁寧に捜索していくと貴重品も出てきます。これは商品券ですね。後ほど依頼主様にお返しします。

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ここにも本の山ができていました。

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撤去後のお掃除です。この現場は比較的飲み物のこぼれたあとが少なかったので楽な方でした。

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そして作業完了後の様子です。

 

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必要と思われる書類や貴重品をひとまとめにして報告します。

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最後に依頼主様に確認していただきます。

 

部屋を見て「大変だったでしょ?」とニコニコ。ここではじめて笑顔を見ることができました。

 

実は紳士的な対応でしたが笑顔をまだ見ていませんでした。当然ですが、ゴミ屋敷状態の部屋を片付けてほしいという依頼は頼みづらいものですよね。

 

でも、最後に笑っていただけたので私としても大満足の現場でした。

 

発見した貴重品とお預かりしていた鍵をお返しし、今回の現場は完了です。

 

これを見ているあなたもゴミ屋敷状態でお困りのときは、弊社までご相談ください。きっとお力になれるはずです。

 

→ 【画像あり】実際にあった驚きの事例を見てみる 福岡の事例パート1 福岡の事例パート2

 

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