福岡県みやま市でゴミ屋敷清掃(親子喧嘩で気まずい編)
みやま市でゴミ屋敷片付け・汚部屋清掃を行っている業者「アークサービス」です。
今回はゴミ屋敷状態で暮らしてあったお母様と娘様にご依頼をいただいたとき事例を紹介します。
ご相談内容
ご相談の電話を頂いたのは娘様から。
「母と二人暮らしなのですが、私も偉そうなことは言えませんが、母がとにかく物が捨てられない性格で日に日に物が増え続けており困っています」
「本当にゴミ屋敷で住んでいるのがストレスなんです」
「片付けるようお願いしても、『自分でやるから何も言うな』とへそを曲げるのですが、一向に片付けてくれません」
「それでもなんとかしたいので、一度見に来てほしいです」
このようなご相談でした。実家の整理をする場合、どうしても障害になるのが意見の食い違いです。このケースでは、娘様は「自分が思うレベルまで物を減らしたい」 でも、お母様は「自分のことは自分でやりたい。焦らせないで欲しい」というものでした。
正直に言いますが、このようなケースはいつまで経っても平行線である可能性が高いです。特に弊社のような第3者が口を出そうものなら、お母様は激怒されることでしょう。
しかし、娘さまもお困りの様子ですので、部屋の状況を確認すべく、みやま市に向かうことになりました。
お見積り
お見積り当日は依頼主さま(娘さま)もお母様もいらっしゃいました。部屋を確認してみると、ゴミが散乱しているゴミ屋敷ではありませんが、廊下、各部屋ともども異様に物が多いお宅でした。
- 廊下を圧迫する様々な小物
- 引越し時に使われたであろう開封していないダンボール50個以上
- その上に乱雑に置かれた大量の服
- ベランダには枯れてしまった草木が放置された80個の鉢
- 使っていない家電が転がるリビング
- 完全に物置と化した2つの部屋
- 大量の物のせいで掃除ができず溜まりに溜まったほこり
などなど、このような環境に耐えられない方も多いだろうと思えるお部屋でした。部屋の状況を確認している最中も、
「こんなのとかいらないでしょ!なんで捨ててくれないの!?」
「わかってます。ちゃんと選別して捨てます」
「何年もそう言ってるじゃない!」
と少々やばい雰囲気になっています。このままでは片付けに協力してくれなくなってしまうと感じた私は、「トラックの駐車位置を確認したい」という理由で娘様を外に連れ出し、次のようなアドバイスをさせていただきました。
- 気持ちはわかりますが喧嘩腰はいけません
- お母様の協力なくして片付けは進まない
- 今はお母様が納得できる範囲で片付けるのが得策
- 希望の30%でも片付けが進めば大成功です
とお伝えすると、「そうですよね。今までのストレスですぐに怒ってしまいます。わかりました。少し母と話してみます」とご理解いただけました。
私はここで一旦帰らせていただき、後日どこまで片付けるのかをお伺いすることになりました。
2日後に再度お電話をいただきました。
「先日はありがとうございました。母と話してみましたが、まずは二人共まったく使っていない倉庫代わりの部屋を片付けていただくことにしました」
とのこと。倉庫代わりの2部屋は先日確認していましたので、かかる費用をご提示。二つ返事でご契約いただくことができました。
作業内容
作業当日。
今回は普段の片付けとは違い、お母様の様子をうかがいながら要不要を選別していきます。ダンボールを開け、お母様に中を確認してもらいながら分別していきます。
今回は娘様は口出し一切なしということで片付けをすすめる手はずになっています。
部屋の片付けは懐かしいものが多数出てきます。お見積り時は怒っておられたお母様も、懐かしいものを目の当たりにしてなんとなく楽しそうに分別してくれました。
「あ〜〜、これ探していたのよね」
「懐かしい。こんなところにあったのね」
作業開始前は心配していましたが、前向きに捨てることに取り組んでいただけているようで、ホッとしたのを覚えています。
二部屋分の不用品を確認しながら仕分けしたので、休憩を入れて7時間ほどかかってしまいました。お母様もクタクタのご様子。しかし、部屋にあるものの約半分は処分することができるまでになりました。
空いたスペースには、リビングや廊下に放置してあるモノたちを入れることができます。これで普段使うスペースが快適になりました。
娘様も、理想通りではありませんが、廊下やリビングがきれいになったことでとても喜んでいただけました。(このときは我慢していただいてありがとうございました)
実家の片付けでは理想通りの片付けは非常に難しい場合が多いです。でも、希望の10%でも前進すれば、それは成功だと思います。
実家の片付けが進まない方は一度ご相談ください。もっとも適切と思うアドバイスをさせていただきます。
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