ゴミ部屋とノミ:ノミの生態・対策・駆除
ピョンピョンと跳ぶことで有名なノミ。ここでは、ノミの生態や駆除の方法について解説していきます。
蚤の生態
体長1mm〜9mmの小さな虫で、犬やネコを飼っている方は見たことがあるのではないかと思います。
高温多湿を好み、全国に分布しています。一生のうちで卵を数百個産むため、駆除をしないと大繁殖します。また、さなぎの状態で越冬できるので、一年中発生するようです。
蚤の身体能力
そのジャンプ力が有名です。
体長の100倍以上跳躍することができ、このジャンプ力を利用し寄生対象に取り付きます。硬い外殻に覆われており、着地に失敗してもダメージを受けることはありません。
蚤の実害
刺されたときのかゆさと持続性は群を抜いています。驚異的なジャンプ力でぴょんぴょん飛び跳ね、寄生対象にとりつき吸血します。その際、血がかたまらないように唾液を注入するのですが、その唾液を異物とみなした抗体が炎症を起こし激しいかゆみがおこります。
刺された箇所は蚊に刺されたときの痒さとは比べ物にならないほど痒く、そのかゆさは何度もぶりかえします。『掻く』という漢字は手へんに蚤(ノミ)と書くところからもその痒さが想像できるのではないでしょうか?
日本ではないですが、海外ではペストやチフスを媒介する害虫として悪名高いようです。サナダムシなどの寄生虫も媒介します。
蚤対策
日本の衛生環境は非常に優れており、主に人を吸血していたヒトノミは姿を消しています。現在人間にも被害をもたらす蚤は、ネコノミがほとんど。したがって、一番の対策はペットを飼わないことです。
蚤の駆除
すでにペットを飼っていて、のみが発生した場合は駆除します。発生源であるペットを常に清潔にしてあげましょう。
・定期的に蚤とりシャンプーで洗う
・マメな掃除機がけ
・フロントラインなどの駆除剤を使用する
マメに洗ってあげても、散歩中に寄生されることがありますので、駆除剤と併用すると効果が高いようです。また、見つけた場合つぶしてはいけません。
体内の卵が飛散し、更なる繁殖招いてしまいます。見つけた場合は、ガムテープなどでくっつけ二つ折りにすると逃げられません。