汚部屋片付けの依頼に女性が多い理由
弊社アークサービスは、ゴミ部屋清掃と遺品整理専門で行っている業者です。弊社にご相談をいただくお客様の中で、女性のお客様にご依頼いただくことがとても多いです。
これまでのデータを調べてみると、ご依頼をいただくお客様の実に8割が女性のお客様という結果が出ています。それでは、なぜこのように女性のお客様にご依頼をいただくことが多いのでしょうか。
ここでは、これまでの経験から考えられる、ゴミ部屋清掃の依頼に女性のお客様が多い理由について解説していきます。
男性と女性の違い
弊社にご相談いただく女性のお客様は、みなさん次のような言葉を言われます。それは、「情けない話なのですが……」「とても恥かしいのですが……」などです。
このとき、ご相談をいただいた女性のお客様は部屋を汚してしまった後ろめたさから、自己嫌悪に陥っている方がほとんどです。そのため、お電話口で声が震えてしまい、会話の内容がよく聞き取れないこともあります。
そして、実際にお会いしてみると「女なのにこんなにも部屋を汚してしまった」「女なのにだらしなくて恥かしい」などとおっしゃられる方が多く、強い自己否定を感じることがあります。
その一方で、「だから何とかしたい」という思いは、女性のお客様のほうが男性のお客様よりはるかに強いです。実際にご依頼をいただき、部屋がきれいになったあと、「これを機にもう汚さないようにします」と決意される方は女性のお客様です。
その点、男性のお客様は部屋を汚してしまったことに対し特別気にしている様子はないように感じます。また、依頼件数は女性が圧倒的に多いですが、部屋の悲惨さで比較すると男性の圧勝です。
これは、ゴミだらけの部屋であってもあまり気にしていないため、ギリギリの状況にならないとご相談がないからです。例えば、次のような状況にならないとご相談がありません。
・急に転勤が決まった
・突然の来客がある
・大家さんにばれた
・近所から苦情がでた
・小火を起こした
・あまりにもゴミが溜まりすぎて、生活に支障が出ている
このような緊急性がないと重い腰が上がらないようです。このような事実から、男性の部屋は女性の部屋よりも悲惨な状況であることが多いようです。
恥かしいという気持ちが大切
上記で述べたように、男性と女性では部屋を汚してしまった事実に対して意識の違いが見られます。この意識の違いから、弊社にあるご相談は女性のお客様が圧倒的に多いのだと考えています。
しかし、この「恥かしい」という気持ちはとても重要です。なぜなら、この恥かしいという感情がないと「部屋の片付けをしよう」と思わないからです。
ゴミ部屋にしてしまった方の中には、自分ではどうしようなくなってしまっている方もいらっしゃいます。そのようなときは、次のように考えてください。
「恥かしい、でも相談してみよう」
このように考えることが大切です。弊社のようなプロでなくとも、信頼できる人物であればいいです。
「片付けが苦手な自分」「掃除ができない自分」に対して、自己嫌悪に陥っている女性は多いです。しかし、誰でも自分の苦手な部分を見られるのは恥かしいものです。
そして、恥かしいという気持ちはあって当たり前なのです。逆に、恥かしいと思うことができなくなったら、部屋の片付けはできなくなると考えてください。