かさばって捨てにくい布団の処分方法
布団の処分についての問い合わせはかなり多いです。大きさもさることながら、綿布団などは意外と重量があるので、女性やご年配の方は処分に困ることがあります。
あるご家庭では、20年間一度も使用したことがない来客用の布団が10組以上出てきたことがあります。押入れはほとんど布団で埋まり、他のものが入れることができない状態でした。
いつ来客があっても困らないようにと予備の布団をおいてあるご家庭がありますが、その使用頻度は非常に低いことが多いようです。
布団は非常にかさばり、スペースを圧迫します。使えない布団だけではなく、使う頻度の少ない来客用の布団は処分を考えてもいいかもしれません。
話は変わりますが、粗大ゴミとして出されるゴミの中で一番多いのは布団だそうです。これまで布団というのは「打ち直し」(布団を再生させる工法)をすることで長年使うことができる一つの財産のようなものでした。
しかし、近年では古くなった布団は処分することが多くなっています。ここでは少々手間のかかる布団の処分に関する詳細な情報をお伝えします。
粗大ゴミとして出す
ほとんどの自治体では、布団は粗大ゴミ扱いになっていると思います。少し手間はかかりますが料金も安く一番無難な選択肢です。手順は以下のとおりです。
@申し込み
各自治体の粗大ごみ受付センターに申し込んで,料金,持ち出す場所,出す日を確認します。申し込みは電話・ファックス・インターネットで行います。
A処理券の購入
コンビニやスーパーなどで指定された粗大ゴミ処理券を購入します。粗大ゴミ処理券の払い戻しはできませんので、申し込み後に購入すると間違いないです。
B指定された場所に出す
購入した粗大ゴミ処理券に受付番号(名前)を記入し、指定の場所に出します。自治体によっては出す時間まで指定されますので、指示通りに出しましょう。
C回収
回収日に委託業者が収集に来ます。立会いは必要ありません。
自治体によっては無料回収しているところもあります。まずはお住まいの自治体へ問い合わせしてください。
自己搬入する
地域の清掃センターへ自分で持ち込む方法です。布団を清掃センターに持ち込む方はよく見かけます。粗大ゴミの収集日を待つ必要もなく、料金も数百円で済むので車をお持ちの方は利用してみるとよいでしょう。
ほとんどの場合そのまま持ち込めるはずですが、枚数制限しているところもあるので注意が必要です。私が聞いた中では○○cm以下に裁断しないと持ち込むことができないところもあるので、事前に確認したほうがいいかもしれません。
不要品回収業者に依頼する
料金は割高ですが、何もしなくてもいいので女性やご年配の方には一番いい選択肢かもしれません。特に大量の布団となるとその処分には多大な労力を必要とします。押入れに眠って出番のない布団は早めに処分することが望ましいでしょう。
業者を利用する際の料金ですが、相場としては1枚1000円から2,000円程度のところが多いようです。プラス出張料金がかかります。
燃えるゴミとして出す
自治体によっては燃えるゴミとして出すことができるところもあります。ゴミ袋に入れることができる大きさであれば、一番簡単で費用もかかりません。
紐などでぐるぐる巻きし、できるだけ小さく縛ってから入れると少々の大きさでも入れることができます。ただ、45リットルのゴミ袋の大きさまで小さく縛るとなるとかなりの力が必要になりますので、女性の方は難しいかもしれません。その場合は他の方法で処分するほうがよいでしょう。
ゴミ袋に入らない場合、裁断していれる方法もありますが、布団の裁断は少々手間がかかります。大き目のはさみ(料理バサミなど)で切ることができますが結構大変です。また、自治体によっては○○cm以下でなければならないなどの取り決めがあるので何度も切る必要が出て来るところもあります。
その他、羽毛布団を裁断すると、中の羽毛が飛び散るため素直に粗大ゴミとして出すか、回収業者を利用したほうがいいでしょう。
寝具店を利用する
布団を買い替える場合、購入した寝具店で布団を回収してくれるところもあります。中には枚数制限はありますが無料で引き取ってもらえることもあるので、購入の際聞いてみてください。