1年の汚れを洗い流す:大掃除のコツ

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私が小さなころ、実家では毎年年末に家族総出で大掃除を行っていました。このようなことから、大掃除と聞くと「大掃除は年末にするものだ」という思い込みがあります。

 

しかし、大掃除には「いつ行わなくてはいけない」といったルールはないためいつ行っても良いです。まとまった時間ができたときや、身体を動かすのが気持ちの良い季節などに大掃除をして部屋をきれいにしてみてはいかがでしょうか。

 

現在、ゴミ部屋状態でお悩みの方も、1年に1度思い切って大掃除をしてみると、最高の気分転換になるはずです。ここでは、大掃除をするときの手順やコツについて解説していきます。

 

大掃除の準備

 

まずは必要な道具を揃えます。基本的には以下の道具があれば問題ありません。

 

@雑巾、ボロ布 → いたるところで使う万能選手です。ボロ布は汚れを拭き取りそのまま処分します。

 

A掃除機 → カーペットや畳には掃除機で吸い取るのが手っ取り早いです。

 

Bほうき、ちりとり → 手軽に床のホコリを取ることができます。

 

Cバケツ → 何度も水道に行く手間が省け効率的に掃除ができます。

 

D各種洗剤 → 用途に応じて用意します。

 

Eスポンジ、たわし → 水周りの掃除に使います。

 

Fゴミ袋 → 思っている以上に不要品が出ることがあるので多めに用意しておくと良いです。

 

必要に応じて以下のものがあると便利です。

 

@マスク → ホコリを吸い込むことが苦手な方は用意したほうがいいでしょう。

 

Aゴム手袋 → ヌメヌメを直接触りたくないときや、肌荒れ対策に便利です。

 

これらのものを用意します。事前に用意することで、掃除に集中することができます。

 

大掃除の手順

 

大掃除は段取りが重要です。手当たり次第に掃除をしていては効率よく進めることができません。大掃除の手順として、以下に一例を示しています。参考にしてください。

 

@整理を行う

 

大掃除では部屋をきれいにするだけではなく、1年間使うことがなかったものや不要だけど残しておいたものを処分することから始めます。

 

必要なものと不要なものを仕分けすることを、「整理」といいます。この整理から始めると、あとの作業が飛躍的に楽になります。

 

整理を行うと不要なものにかける時間がなくなり、必要なものだけに集中できるからです。そのため、最初に整理を行うようにすると良いです。

 

A水周りの掃除

 

次に水周りの掃除をお勧めします。理由として、最も時間がかかる場所だからです。キッチンであれば頑固な油汚れや水垢の除去をしなければいけません。

 

お風呂であればカビや石鹸カスの掃除です。トイレは黄ばみや尿石の除去など、一つ一つが面倒で時間をかけて掃除をする必要があります。

 

このような面倒な場所ははじめに終わらせてしまいましょう。他の場所の掃除で疲れたあとでは、やる気が出ないことも十分に考えられます。

 

また、水周りがきれいになると見た目にもよいので、掃除に対するモチベーションが上がります。

 

B上から下へ

 

掃除の基本動作として、「上から下に」向かって掃除をすると効率が良いです。照明や棚の上など、高い位置にあるものから掃除をしていきます。

 

床を掃除したあとに照明を掃除していては、照明のホコリが舞い降りてしまい再度掃除をしなくてはいけません。このような二度手間をかけないように上から下へと掃除をしていきます。

 

C奥から手前へ

 

もう一つの基本動作として、「奥から手前へ」向かって掃除をしていきます。玄関から一番遠くの部屋から玄関に向かって掃除をすることで、どこまで掃除をしたのかが明確になります。これも二度手間を防ぐためのテクニックです。

 

大掃除のコツ

 

家の大きさにもよりますが、大掃除は1日では終わらないことがあります。したがって、時間に余裕を持って計画的に行う必要が出てきます

 

3日間を大掃除に当てるとすれば、1日目は整理。2日目は2階の部屋。3日目は1階の部屋など、おおよその計画を考えて行ってください。

 

そうすることで、時間はもちろん心の余裕が出てきます。心に余裕がある状態だと、掃除が丁寧になり大掃除のクオリティが上がります。

 

また、大掃除というくらいですから、普段の掃除では行き届いていない場所をきれいにすることを意識して行うと良いです。例えば、家具の下や押入れの奥などです。

 

家具を移動させたり、押入れのものをいったん出して掃除すると、大きな達成感を感じることができます。この達成感を感じると、さらにやる気が出てきて大掃除に力が入ります。

 

その他、家族総出で大掃除を行うときは、事前に役割分担を決めておくことが大切です。例えば、男性は力仕事、女性は水周り、子供達は窓掃除といったように、一人ひとりが目的を持って掃除を行うと効率的です。

 

子供達にはあえて高度な掃除をしてもらうのもいいかもしれません。お風呂のカビ取りなどは簡単ではありませんが、しっかりと手順を教え、やりきったときにはたくさん褒めてあげるとよいです。

 

大掃除は大変な作業ですが、このように楽しみを見つけながら行うことが大掃除を行うときの最大のコツになります。さまざまな掃除のテクニックがありますが、それ以上にやる気やモチベーションを維持することが大切です。

 

ここでは大掃除のコツについて述べてきました。上記で示した手順やコツは一例です。ご自身のライフスタイルや家族構成で大掃除の仕方は大きく変わります。

 

1年の汚れを洗い流す意味でも、1年に1度は大掃除をすることをお勧めします。


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