【下関市でゴミ屋敷片付け】大量のゴミの中で家族4人で生活

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下関市でゴミ屋敷・汚部屋清掃をしているアークサービスです。

 

今回ご紹介するのは、下関市に実家がある20代男性、N・Yさまからご依頼いただいたときの事例です。

 

ご相談内容

あるときメールにて次のようなご相談をいただきました。原文をそのまま紹介いたします。(許可は頂いています)

 

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このようなご質問でした。弊社は福岡を中心にサービスを提供していますが、出張可能な範囲でしたら伺うようにしています。

 

今回は山口県でも福岡よりの下関市であったため、「十分可能である」ことを返信させていただきました。(ちなみに山口市までは対応しています)

 

ただ、その後ご連絡が来ることはありませんでした。

 

しかし、それから半年ほど経過したとき、次のようなメールをいただきました。

 

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このように非常に丁寧なメールで、現地見積のご依頼でした。

 

その後希望の日時をお伺いし、後日伺うことになりました。このとき、「現地には母が伺います」とのことで、N・Yさまは東京在住のため来ることができないとのことでした。

 

お見積もり

お見積もりのために関門海峡を超え、下関のインターでおります。

 

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現場につくと、そこは古いアパートでした。少々早くつきすぎたので、しばらく待っていると、1台の軽自動車がやってきます。

 

車からお母様と思われる人物と、若い女性が二人おりてきました。

 

「あれ?違うのかな?」

 

と思っていると、「アークサービスさんですか?」とのこと。

 

やはりお母様のようです。

 

「はじめまして、よろしくお願いします。お一人だと思っていました」と笑顔で対応すると、「今日はたまたま娘達も休みだったので、一緒に来てもらいました」とのことでした。

 

言葉少なにさっそく部屋に案内されます。部屋の前までくると、「本当にひっちゃかめっちゃかです。見ていただくのも申し訳ないです」と大変恐縮されていました。

 

さらに、「電気も水道を止めているので、暗いと思います。気をつけられてください」とのこと。

 

「いえいえ、まったく問題ないです。さっそく確認させてください」と私。

 

鍵を開け、中に入ります。2DKの部屋は大量の不要品に溢れかえっていました。実際の写真をご覧ください。

 

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手前のキッチンはなんとか歩くことができますが、奥の一部屋は歩くこともできません。さらに奥の部屋は入ることもできない状態でした。

 

それでも正確に見積を出さなければいけませんので、なんとか部屋の奥まで入り、部屋中を確認します。

 

このとき、お母様と二人の娘様は玄関で待っておられました。部屋の確認中、一言も発せられません。

 

とここで、私の不注意で積み上げられていた本を崩してしまいました。

 

「すみません」

 

「いやいや、いいですよ。こんな状態ですから」と、お母様と娘様には笑っていただけました。

 

そして、緊張が和らいだからでしょうか、このような部屋になった経緯をお母様から聞くことができました。

 

「20年ほど前に主人を亡くしたのですが、その後段々と片付けができなくなりこんな状態になってしまいました」

 

「この状態で家族4人で暮らしていました。子どもたちにも申し訳ないです」

 

「自分の中で『早くなんとかしなければ』という思いがあるにも関わらず、どうしていいのか、誰に相談していいのかわからず年数だけが過ぎてしまったのです」

 

「ただ、この度この建物を改装することになり、尻に火がついた状態になってしまいました」

 

「そこで東京にいるお兄ちゃんに業者を探してもらって、今回ご相談した次第です」

 

「実は3年前にこの部屋を出て、今は別のところで娘達と暮らしています」

 

「ですから家賃が二重にかかっていたのですが、今回いい機会だと思って、恥を忍んできていただきました」

 

このようなお話でした。「誰に相談していいのかわからない」という悩みはみなさん共通しています。そのため、問題解決を先送りにしてしまい、さらに相談しにくくなるという悪循環に陥りやすいのです。

 

そのような中、弊社にご相談いただけたことを嬉しく思います。ここでお見積もりを算出します。

 

すると、「わかりました。子どもたちと相談してご返答しますので、1日か2日ほどお待ち下さい。必ずお返事します」とのことでした。

 

もちろん問題ありませんので、「はい、ゆっくり考えてください」と伝え、現場をあとにしました。

 

次の日、N・Yさまから次のようなメールをいただきました。

 

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このような正式なご依頼のメールでした。信頼いただけたことに対して嬉しく思い、作業内容を詰めていきます。

 

一番気になっていたことは、「何を残すのか」です。

 

3年前まで生活していらっしゃったわけですから、必要なものがたくさんあるのではないかと疑問だったからです。このことをメールで質問すると、

  • 父の骨壷
  • 貴重品
  • 写真などの思い出の品

これを残して欲しいとのことでした。それ以外はすべて処分を希望されました。

 

骨壷が自宅にあることに驚きましたが、大切な品には間違いありません。骨壷の大まかな場所をお聞きし、あとは作業を迎えるだけになりました。

 

作業内容

今回は立ち会いはなしとのご希望で、カギをお預かりしてすべて弊社にお任せいただくことになりました。

 

今回のゴミの量は半端ではありません。気合を入れて作業開始です。

 

まずは手前にキッチンの一角を片付けていきます。ある程度スペースを確保できたところで、奥の部屋に行くのを邪魔している水屋を解体撤去。すると、地層のように積み重なった服が現れました。

 

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高さにして、人間の肩辺りまで服が堆積しています。コレをひたすら袋に詰めては搬出していきます。下の写真はなんとか畳が見えてきたときのものです。

 

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部屋の全貌がわかりちょっと一息。この一部屋で5時間かかりました。

 

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次は生活の中心になっていたと思われるテレビがあった部屋です。ここには娘様とお兄様のものであろうと思われる、さまざま本や音楽CD、それからゲーム関係の品が大量に出てきました。

 

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タンスの中も不用品で埋めつくされています。

 

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かなり時間がかかりましたが、畳が見えてくると少し安心します。でも先はまだまだ長いです。

 

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下に行けば行くほどゴミの大きさが小さくなります。小さなゴミは底の方に堆積しやすいからです。ただ、ここまでくるとスタッフの気持ちにも余裕が生まれます。

 

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終盤はキッチンにためていた不用品をまとめ上げます。

 

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不用品を撤去し終わったあと部屋を見渡してみると、キッチンのタイルは剥がれ落ち、壁紙は虫のフンで汚れています。畳はひどく汚染され、クリーニングでどうこうできるレベルではありませんでした。この時の写真が以下のものです。

 

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今回の現場ではリフォームが入る予定ですので、本当に良い機会だったと思います。

 

通常であれば、ここから掃除に入るのですが、この現場は水道や電気などのライフラインが止まっていました。そのため、できる範囲での掃除を行い、今回の作業は終了です。

 

最後にお母様に確認をしていただきます。

 

やっと心のつかえがなくなりました

 

「本当にお世話になりました」

 

「遠回しに知人に相談しても『軽トラック1台でいくらで持っていってもらえるよ』って教えてもらえるのですが、そんなレベルじゃないからですね・・・」

 

「料金がいくらかかるのか、こんな事お願いしていいのか、本当に悩んでいました」

 

「これでここの家賃も払わなくて済みますから経済的にも余裕ができます」

 

「こんな遠いところまできてくださり本当にありがとうございました」

 

このように大変丁寧なお礼をいただきました。お言葉を聞いていると、本当に何十年も悩んでこられたのだな、と痛感します。

 

しかし、今回頑張っていただいたことで、その悩みから開放されたのを喜んでくださる姿を見ると、頑張ったかいがあるというものです。

 

弊社ではなかなか相談しにくい部屋の片付けに特化しています。大量の不要品から、押し入れだけの少量の不用品回収まで対応しています。

 

部屋の片付けのことでお悩みのときは、是非弊社までご相談ください。

 

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