山口県山口市でゴミ屋敷のお片付け(30年ゴミを溜め続けてしまった編)

山口県山口市でゴミ屋敷・汚部屋清掃を行っているアークサービスです。

 

ここで紹介するのは、30年間ゴミを溜め続け、なんと人間の身長を超えるほどゴミが堆積した現場の事例紹介になります。その詳細は以下を読み進めてみてください。

 

ご相談内容

依頼主様からはお電話で相談をいただきました。依頼主様は50代の男性。非常に話しづらそうにご相談をいただきました。

 

「・・・こんなことをお願いしていいものか迷ったのですが、以前住んでいた部屋の片付けをお願いしたくお電話しました」

 

「なんといっていいのかわかりません。30年ほどゴミを溜め込んでしまい、とにかくものすごいことになっています。なので今は別の場所に住んでいます」

 

「今まで見て見ぬふりをしてきましたが、この度マンションの老朽化対策で各部屋の水道管の点検が入る予定なのです」

 

「もし可能であれば、点検の前までになんとかしたいです」

 

「いろんな業者をネットで探して、恥ずかしいけどアークサービスさんならなんとかしていただけると思いお電話しました」

 

とのこと。30年間ゴミ屋敷状態の部屋のことで悩んでおられたのが、電話越しにもわかるほどお困りの様子でした。まずは現状、どのような状態なのか確かめさせて頂く必要があります。

 

現地確認ができないかお聞きしたところ、「ぜひ見に来てほしい」とのことで次の日に伺うことになりました。

 

お見積り

依頼主様が「仕事が終わったあとにお願いしたい」とのことでしたので、夜の8時にマンション前に伺うことに。当日はマンション前のパチンコ店で落ち合うことができました。

 

確認前に現状の説明を受けました。

 

「ここに来ることはトラウマになっており、何年も確認していませんが、たしか膝くらいまでゴミを溜めていたと思います。間取りは1DKです」

 

「住人に知られるのが怖いのと、私自身部屋を確認する勇気がありません。申し訳ないのですが、鍵をお渡ししますのでみてきていただけませんか?」

 

「ガス水道電気はすべて止めていますので真っ暗です。LEDライトを持ってきていますので、これで確認をお願いします」

 

とのことでした。

 

ゴミ屋敷問題では、ゴミ屋敷から逃げ出してしまい、その後見て見ぬふりをしている方は少なくありません。また、その部屋に近づくのが怖いと、こころの傷になっている方もいるのです。

 

このような場合には、立ち会いなしで、単独で確認を行っています。

 

指定された部屋は7階建てマンションの4階部分。お借りした鍵でドアを開けると、以下のような光景が広がっていました。

 

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「膝丈ほどゴミを溜めている」とおっしゃっていましたが、高いところでは人間の身長を超える高さまで、服、空き缶、ペットボトル、雑誌、コンビニゴミなどが堆積しています。

 

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奥の部屋も同様に、おびただしい空き缶やその他ゴミが堆積。ユニットバスのドアは壊れ、その中も1mを超えるゴミが堆積しています。真っ暗な中、小さなライト一つでの確認作業は、少々ゾットするものがありました。

 

ゴミの量は相当なものです。それに、長年踏み固められたゴミは圧縮されており、非常に固くなります。特に出入りの激しい玄関では、コンクリートの上を歩いているかのごとくカチカチに踏み固められていました。

 

見た目以上に大変な作業になりことが予測されます。

 

ここで作業に必要な日数、人員、車両を予測。依頼主様のもとに戻り、適切な料金を提示させていただきました。正直なところ、決して安い金額ではありませんでしたが、

 

「はい、お金は必ず用意しますので、お願いします!」

 

という力強い返答をいただけたのでした。問い合わせ時の後ろめたさよりも、今は「今回で必ず終わらせる!」という意気込みを感じました。

 

あとは弊社が頑張る番です。

 

作業内容

今回は点検日までに必ず間に合わせなければなりません。人員を増員し、気合を入れて作業開始です!

 

依頼主様のご希望は、「全撤去」です。一切のものを処分。部屋を空っぽにしたいとのことです。やはり家賃の二重払いは大変とのことで、片付け後はリフォームまで行い、今回で終わらせたいとのことでした。

 

依頼主様の希望を叶えるべく、カチカチに固まったゴミを引っ剥がしながら袋詰め。搬出担当はひたすら部屋とトラックを往復してもらいました。(大変だったと思います)

 

袋詰め担当も大変!

 

この現場ではとんでもない量のホコリが舞い上がり、スタッフの目鼻口を直撃!作業用メガネ、マスクを装着していても、激しく咳き込みます。

 

1時間も作業をすると鼻の中も真っ黒!カビの匂いも相まって、非常に大変な現場でした。途中経過が以下の写真。

 

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半分が終わろうとしているところです。なにやら無数のオーブ的な光の玉が見えると思いますが、これはすべてホコリに反射したカメラのフラッシュの光です。どれだけホコリが舞っているのか、少しでも伝わると嬉しいです。

 

ひたすら手を動かし、凝り固まったゴミを引っ剥がし、袋に詰め搬出する作業を行うこと2日。完全に空っぽにすることができました。

 

アフター写真を取りそこねたのが残念ですが、フローリングは水漏れでいたるところが腐食。ベコベコです。しかし、30年間お悩みだった大量のゴミを、すべて処理することができました。(頑張ってくれたスタッフに感謝!)

 

作業が完了したことを依頼主様にお伝えすると、仕事を抜け出して確認に来てくれました。みた瞬間、「・・・」「・・・」「・・・」「本当にありがとうございます!」と大変喜んでいただけました。

 

悩んでいた期間が長かった反動からか、最初は信じられないように部屋を見回しておられました。その後、

 

「あとは責任をとって管理会社に相談して、リフォームを進めていこうと思います」

 

「これでやっと終わるのかと思うとちょっと不思議な感じですが、嬉しいです」

 

「気持ちが楽になったのは久しぶりです」

とあとからあとから喜びの声が出てきているご様子。やはりこの瞬間が一番うれしい瞬間です。

 

最後は見積もり時と同じパチンコ店の前でお礼をいただき、今回の作業は完了したのでした。

 

何百件ものゴミ屋敷問題を解決してきましたが、相談者様にとって一番の難関は「相談すること」です。しかし、そこさえ勇気を持って乗り越えていただければ、あとは弊社が解決してみせます。

 

片付けられないやゴミ屋敷問題でお困りの方は、ぜひご相談ください。ご相談から作業完了まで、誠実に、礼儀を持って対応させていただきます。

 

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